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藍沢「……もう」
でも、そういうところも好き。
好きだから、私はとことん敦に弱い。
紫原「そういやさ、凜ちんはこれからどうすんの〜?」
藍沢「え?」
紫原「凜ちんのことだし、なんかやりそうだなぁって」
藍沢「もちろん、このまま事態を指をくわえて見ているつもりはありませんよ。真紀奈が協力を申し出てくれたので、彼女と共に情報の整理と共有をしています」
紫原「へぇ、鶴ちんが? あの子『超面倒、超最悪、超眠い』しか言わないじゃん」
藍沢「……さすがにそこまで自堕落な人間ではありませんよ」
私は自然と笑みを零し、真紀奈との会話を思い出す。
藍沢『陰謀という根拠は?』
真紀奈『じゃなかったら、こんなに上手く物事は運ばない。そもそもなんで全員の学校がわかったの? ジャージを着てたってだけじゃ説明になんないから』
真紀奈は眉を釣り上げ、私を試すように視線を送った。
゚・*:.。.*.:*・゚.:*・゚*゚・*:.。.*.:*・゚.:*・゚*゚・*:.。.*. 代表作(合計604作) *黒子のバスケ 《モノクロ*カラフル -second season-》 ...