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凛ちんは顔を上げて、目を見開いて、唇を動かす。
藍沢「……敦も、来てくれたんですか?」
紫原「……そんなの、当たり前じゃん」
上手く言葉が出ない。俺が見つけた凛ちんは、疲れ切った表情をしていたから。
紫原「凛ちん」
藍沢「…………」
一歩ずつ距離を詰める。
もし叶うなら、俺が今、凛ちんに言いたい言葉だけは言わせてほしい。
紫原「好き」
そう言って、俺は凛ちんを抱き締めた。
藍沢「……!」
今でも凛ちんは、放っておくとありえねぇーことをする。だから放っておけない。
もう二度と、凛ちんを離したくないと――俺は強くそう思った。
朝日菜
゚・*:.。.*.:*・゚.:*・゚*゚・*:.。.*.:*・゚.:*・゚*゚・*:.。.*. 代表作(合計604作) *黒子のバスケ 《モノクロ*カラフル -second season-》 ...