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茶野「宮地って、弟くんの方かな?」
緑間「本気で言っているのならぶっ飛ばすのだよ」
茶野「待ってごめんなさい清ちゃんの方ですよね!」
どうして真ちゃんは、こんなに怒っているのだろう。
これじゃあいつものように誤魔化したり、茶化してはぐらかすこともできないじゃないか。
茶野「でも、たいしたことはしてないよ? ほんとだよ?」
大学を自主休講して得た物は、何もなかった。だからこそこれ以外に言いようがない。
緑間「たいしたことをしていなかったら、俺からわざわざお前を呼び出すと思うのか?」
言いようがないのに、真ちゃんは私を傷つける。
無意識なのかわざとなのかわからないけれど、痛い。
茶野(私が何もしなかったら、真ちゃんから話しかけてくれることはないの?)
私たちは、恋人同士なのに。
゚・*:.。.*.:*・゚.:*・゚*゚・*:.。.*.:*・゚.:*・゚*゚・*:.。.*. 代表作(合計604作) *黒子のバスケ 《モノクロ*カラフル -second season-》 ...