17
表現しようのない寂しさを覚える。
真ちゃんは、優しくて残酷な人だ。
茶野「真ちゃん、私……真ちゃんがなんと言おうと、この事件の犯人を必ず捕まえるよ」
一言一句間違えないようにはっきりと告げる。
わかって、真ちゃん。
貴方の幼馴染みで恋人の私は、そういう人間なの。
緑間「何故お前が――卒業した灯がそこまでする必要があるのだよ」
息を吸いこみ
茶野「私だからだよ。私が中学の入学式の日、みんなを考えなしに集めたからこんなことになっちゃったんだよ!」
自分の思いを吐露すると、真ちゃんは眉間にしわを寄せた。
一向にわかってくれそうにない真ちゃんに叫んだら、もう思いは止まらない。
ずっと痛かった。
ずっと苦しかった。
だから私の手で潰さないと気が済まない。
だってすべては、自分でまいた種だから。
゚・*:.。.*.:*・゚.:*・゚*゚・*:.。.*.:*・゚.:*・゚*゚・*:.。.*. 代表作(合計604作) *黒子のバスケ 《モノクロ*カラフル -second season-》 ...