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茶野灯という人間から後輩を盗ったら、何も残らない。
真ちゃんはそれを、遥か遠い昔から知っていた。
茶野「……真ちゃん」
緑間「もう寝ろ。今のお前は正常じゃないのだよ」
茶野「……そうかもね」
緑間「……そこを退け」
私は真ちゃんに言われるがまま窓から離れ、呆然と宙を見つめる。
頭が上手く回らない。
泣きすぎて疲れているのだろう。
私は真ちゃんの言葉通りにベッドに倒れ込み、窓から入ってくる真ちゃんに目を見開いた。
茶野「し、真ちゃ……?!」
ご丁寧に窓を閉めた真ちゃんは、腕を組んで私を見下ろす。
私が慌てて体を起こすと、「寝ろ」と怒られてしまった。
朝日菜
゚・*:.。.*.:*・゚.:*・゚*゚・*:.。.*.:*・゚.:*・゚*゚・*:.。.*. 代表作(合計604作) *黒子のバスケ 《モノクロ*カラフル -second season-》 ...