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黄瀬「うさぎっち?」
顔を上げると、涼太がいた。
紺野「りょ」
うた。
そう言葉にする前に、手を繋がれた。
紺野「……!」
涼太は私の手を引っ張って、どんどんどんどん進んで行く。
なのに決して離れない。絶対に離したくない。
――想いが溢れて止まらなかった。
空き教室へと私を連れ込んだ涼太は、振り返って私を見下ろす。言いたいことはなんとなくわかって、私は一瞬だけ唇を噛んだ。
黄瀬「大丈夫っスか? うさぎっち。話は色々と聞いてるっスけど、本当に……」
紺野「うっ、うぅ〜〜!」
本当だ。
私が、部活動停止に追い込んだも同然だった。
朝日菜
゚・*:.。.*.:*・゚.:*・゚*゚・*:.。.*.:*・゚.:*・゚*゚・*:.。.*. 代表作(合計604作) *黒子のバスケ 《モノクロ*カラフル -second season-》 ...