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秋の通り雨はすぐに収まり、私は帰路を歩く。
今日の練習は部員の様子を見て早く終わり、まだ、夕暮れが顔を出していた。
(冬になれば、今は真っ暗……)
それまでには、この事件がある前の関係に戻れたらいい。私は息を吐き、それは私自身に委ねられているのだと自分を戒めた。
紫原「――凜ちん!」
不意に、愛しい人の声。
幻聴か、そう思ったけど
紫原「なんで無視すんだし」
目の前に、背後から敦が回っていた。
藍沢「ひぇっ?!」
紫原「そしてなんで驚くんだし」
藍沢「い、いや、驚きますよ……!」
だって、敦は今部活中なんじゃ……?!
朝日菜
゚・*:.。.*.:*・゚.:*・゚*゚・*:.。.*.:*・゚.:*・゚*゚・*:.。.*. 代表作(合計604作) *黒子のバスケ 《モノクロ*カラフル -second season-》 ...